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空気を読まない先に。

今年度、自分の中で一番のヒット漫画と言われればこれを上げるだろう。

天才 柳沢教授の生活 ベスト盤 The Blue Side (講談社文庫 や 64-1)天才 柳沢教授の生活 ベスト盤 The Blue Side (講談社文庫 や 64-1)
(2010/09/15)
山下 和美

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天才 柳沢教授の生活 ベスト盤 The Red Side (講談社文庫 や 64-2)天才 柳沢教授の生活 ベスト盤 The Red Side (講談社文庫 や 64-2)
(2010/09/15)
山下 和美

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天才 柳沢教授の生活 ベスト盤 The Green Side (講談社文庫 や 64-3)天才 柳沢教授の生活 ベスト盤 The Green Side (講談社文庫 や 64-3)
(2011/02/15)
山下 和美

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天才 柳沢教授の生活 ベスト盤 The Orange Side (講談社文庫 や 64-4)天才 柳沢教授の生活 ベスト盤 The Orange Side (講談社文庫 や 64-4)
(2011/02/15)
山下 和美

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上のリンクはベスト盤で、たまたま本屋で見つけたので買ったのだけれど、
Blue Side読後、すぐに他のベスト盤(Red,Green,Orange)を揃えてしまった。

主人公である柳沢教授は、「空気を読めない人」である。
その場の状況やお互いの肩書き等で自らの意見を曲げず、
人間の心に興味を持って、好奇心を絶やさずに生きる人である。

この漫画ではそのような人物の生活を見ること、
つまり「空気を読まないで生きるとどうなるのか」ということを垣間見ることができる。

その場の空気を読んで行動すれば、その場で感じられる利益を手にする事ができる。
空気を読まなければ、そこで得られるであろう利益を逃すことになりかねない。
だからこそ、空気を読もうという強迫観念のようなものを感じ、人はそれに動かされやすい。

では、空気を読まなければどうなるのか。
それを、そればかりを柔らかなタッチで描いているのがこの漫画と言えるだろう。

空気を読まなければ、その場に見えないものと出会うことがある。
常識に縛られなければ、常識のベールを外した姿と出会えるかもしれない。
相手の肩書きを気にしなければ、相手の本当の行動や意図にアプローチできる。

有名人に対しても正直に意見を言うことで周りが作るその人のイメージの外に連れ出す。
直属の助教授だからといって、論文の評価を甘くすることは無い。
相手が子供でも、やくざの親分でも、二重人格でも、性同一性障害でも、
自分が疑問に思うことを投げかけ、相手の言うことを全て信じ、
相手の立場に立ちながら、常に相手の幸せを目指して考え行動する。

そんな彼の行動で、
空気を読まれることで息苦しさを感じる人、
「一般的な考え」によって笑われたり蔑まれている人、
常識の枠内で悩み続けて答えを見つけられない人、
そんな人達が救われ、彼らは柳沢教授を慕う。

そこに彼の気持ちの押し付けなどは存在せず、
彼の人を尊重する行動が、結果的に人を救う結果に繋がる。

彼は何があろうと、目の前のものを正直に受け止め、
不可解なことがあれば解き明かそうと進み続ける。

とはいえ、彼に感情が無いかというと、そういう訳ではなく、
むしろ彼にとっては自分の感情の存在は受け入れるしかなく、
かつそれは彼にとって非常に不可解なものであるため、
恋心などの思わぬ感情の処理に苦労するエピソードも多い。

そんな人間臭い面も持ち合わせた教授が
人の幸福を喜び、応援し、人の不幸を哀しみながら、
今日も出会う様々なことに対して興味を持ち、学んでいく様子が描かれている。

彼の姿は、人の顔色を窺ってきた人にとって、
つまり、「空気を読まない先が未知で不安な人達」
に安心を与えられるのではないか。

その場の状況に従わなくとも、その先に可能性は広がっている。
相手の肩書きは相手の一部のみを表しているものである。
どんな人の中にも自分にはない才能がある。

この作品はそのようなことを示しているように感じ、
ぼくは大きな安堵と希望を抱くことができた。

彼のように相手を相手だけを見て愛し、
微細な情報を不当に評価せず物事に真摯に立ち向かい、
誰であろうと良い将来を信じ、その実現の為に考え、行動する。

この物語はフィクションではあるが、
彼が実在するか虚構の中の人間かは関係なく、
現実にはその先にいかなる苦労や不幸があろうとも
ぼくは彼のような姿勢を身につけたいと思う。

誰にも与せず、今の状況に無条件で従わず、
新たな可能性を信じて進み続ける自分は、
これから何と出会い、どういう変化をしていくのか、
僕がそこに不安だけではなく期待も感じられるようになったのは、
この漫画を読むことができたお陰であることは間違いない。
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