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初めてのワールドカフェ

ワールドカフェを終えて。

昨日、ある企業のワールドカフェに外部者として参加してきました。

この企画を実行に移すまでに半年もかかったというのに少し驚きましたが、
日系の大企業で全社を上げてワールドカフェを
行うということは素晴らしいことだと思いました。


参考
ワールドカフェ
http://www.humanvalue.co.jp/service/wcafe/

上記サイトによると、
1.コンテクストを設定する
2.もてなしの空間を創造する
3.大切な質問を探求する
4.全員の貢献を促す
5.多様な視点を他花受粉させて、つなげる
6.パターン、洞察、より深い質問に共に耳を傾ける
7.集合的発見を収穫し共有する
という手順を行うことになります。

「他花受粉」というのは耳慣れない言葉ですが、
「他のテーブルに行って、意見を言う/聞いてくる」
ということです。

具体的には
「まず主題について自分のテーブルで話す」
「1人だけ残って、他のテーブルに行き、そこで話をする」
「全員もとのテーブルに戻ってきて再び話をする」
ということです。


もともと社内で部署を越えての意見交換は行われていたようですが、
それを外部にまで開いて行うのはこれが初めてということでした。


僕のテーブルでは、僕が外部者ならではの貢献を
しようと意識して発言していたせいもあるのか、
内部者と外部者の意識の違いが結構明確になり、
社員の方々には沢山の気付きがあったんだろうと思います。
(「僕のお陰」とか言うつもりではなく、相手の様子を見ていてそう思った)


会を通して、僕にも色々な学びがあり、
今回は以下のように分けて考えてみる。

ポジティブな学び
・コミュニケーションスキル
・受け入れの速さ
・全社的協力
・真剣な楽しさ
・子供の教育について

ネガティブな学び
・準備期間の長さ
・広げ方の遅さ
・最終決定が精神論


ポジティブな学び

・コミュニケーションスキル

会でお話しした皆さんは
各々が個性を活かしたコミュニケーションスキルを持ち、
それぞれの方法で協力して、一生懸命話を聞き、
話をまとめようとしてくれたのに僕は感銘を受けた。

他にも、直近で得た知識をその場に活かしたり、
手持ちの情報をアレンジして適用しようとするなどの姿勢も見られ、
議論がどんどん前に進んでいく感覚があった。

こう、文章に起こすとごく当たり前のことで、
偉そうに書いているようにみえるけれど、
ディスカッションのようなコミュニケーションでは
社会人であろうが、当たり前のことをきっちりこなしつつ、
個性を出すということはなかなかできない人が多い。

そんな中、今回話した人すべてにユニークで
卒の無いコミュニケーションセンスを感じたのは驚きであった。

比べるのはどうかと思うが、就職活動や学習系のイベント等とは
雰囲気の違う面白いディスカッションができた気がする。


・受け入れの速さ

そもそも、ワールドカフェという形式は僕も含めて皆初めてだし、
もっというと、僕以外はその単語さえ聞いたことない人が多かった。

その中で、皆さんが一度説明を聞いただけで概要を理解し、
全く抵抗感を見せずに取り組んでいた姿は見ていて爽快だった。

もともとの会社のイメージ(自分のものも他の学生から聞いたものも)
があったために、余計に参加者の柔軟性に驚きを感じた。


・全社的協力

後でいただいた名刺を良く見てみると、
半数以上が部長職だった。

僕は相手の役職で態度をそんなに変えない人間なので気にしないんだけど、
そういった人たちの時間などのリソースをこのような見慣れないイベントに
大胆に使う会社の姿勢、そして、それに真面目に取り組む社員の姿は、
良い意味で「日経大企業」のイメージを壊してくれた。


・真剣な楽しさ

前述のことと被る部分もあるが、
真剣でかつ楽しんで取り組んでいる姿も印象的だった。

仕事の時間を使っている、しかもマネジメントレベルの人が多いため、
自分の仕事以外にも気になる事がたくさんあるはずなのに、
堅くならずに、ワールドカフェに大切な気楽で真面目な対話を実践していた。

仕事に直結している、ということが
必ずしも、肩に力を入れる、ということに繋がらないことを
(無意識だと思うが)体現できているのを感じた。


・子供の教育について
本筋とは外れた意見になるが、
僕のいたグループは全員、父親であった。

そして、休憩時に子育てに関する話を聞いた時に、
各々が独自の観察、仮説、検証、対策を行っていた。

自分の父親や親類がそういうタイプの人間ではなかったため、
そこまで考えて実践している父親たちの会話はとても新鮮だった。


ネガティブな学び
・準備期間の長さ

冒頭にも書いたが、この企画に半年程度の準備がかかっているらしい。

それぐらいの時間をかけて、ワールドカフェという
「少し前の最新の手法」を取り行った、という風にも言える。

業種的にそれぐらい時間をかけても気にはならないのかもしれないけれど、
外から見ているとやはり時間がかかり過ぎていると思う。

もう少し穴があっても良い企画だと思う。
(もちろん十分な人を集める必要があるが)

業種内では先を行く試みかもしれない。

しかし、広く見ると「遅すぎる新しい試み」とも捉えられる。

強引に結びつけ過ぎかもしれないが、
今後、業績にクリティカルなテクノロジーや技術が生まれた時に、
このスピードでの対応では完全に乗り遅れる気がする。


・広げ方の遅さ

今まで、社内では意見交換が頻繁に行われていたようで、
今回は初めて、社外の人を巻き込んだ、ということだった。

しかし、今回、僕のテーブルは4人中、外部者が僕1人、ということだった。

もともと、僕が外部者としての貢献の仕方を考えて臨んだので、
(外部の他の学生の意見を持ち寄る、簡単に共感しない、など)
少しは外部者としての貢献ができた気がするが、
やっぱり「外部者」というより、「僕1人」の意見でしかないのである。

それはいくら僕が考えても、僕1人の意見の範囲を出ないのだ。

よって、無意識に社内寄りの意見にまとまる可能性が出てくる。

たとえば、最後、全員で意見をまとめるときは、
無意識のうちに社内の人間の感覚が現れてくる。

だって、全員でする=3/4は社員の仕事、ということだから。
他のテーブルもあまり比率は変わらないようだったし、
全員が社員のテーブルも時には出ていると聞いた。

それではやはり最終的に社内に偏った意見になるのでは、と感じた。

また、他の外部からの参加者は、
会社の利害関係者である可能性も高い。
(少なからず僕もそうだし)

そういう時に、ワールドカフェというスタイル、
そして企業側の本当の目的に真に叶う結果や
気付きが得られるのかは疑問に思う。

幸い、「今回の結果を社外の人とも共有してくださいね」
という言葉を聞いたので、僕は(拡大解釈したかもしれないが)ブログに書いたし、
他の参加者による社外への広がりへの可能性は少なくとも残ったわけだが、
現状のままではその広がりもすぐに収束しそうな気がする。

今回の「社内の人の意見に、社外からのスパイスが入った」程度の気付きは、
各々がうまくそれぞれの業務に活かせたら良いが、
今回のある意味偏った知識を抱えたまま、
それに固執して業務に望むようになることがあってはならないと思う。

持ちかえるべきはここでの知識ではなく、
ここで気付きを得られた原因である「姿勢」であると、僕は思うのだ。


・最終決定が精神論

最後に、「自分ができる一歩は何?」というワークがあった。

そこで、精神論や抽象的な表現で終わらせる人が多かった。
もちろん、そこからがんばれる人は一定の割合いるのだろうが、
そういうのはwatchできないし、ほとんどの人間が妥協、忘却してしまう。

たまたま、自分のチームでは「メーリングリストを作ろう」という発言が出て、
それぞれのこれからの取り組みを共有する仕組みができることになったのだが、
そうでないところは、本当に一歩を踏み出すことができるのだろうか。

幸い、1週間後にフォローアップアンケートなるものがあるので、
そこに工夫があることを期待している。




今回、イベントの形式や場所、相手、自分の立ち位置、
どれをとっても新しいことづくめだったので、
ここで書いたもの以外にも多くの学びがあった。

また、こういう場に飛び込んで、
今回は幸運にも繋がりができたことは、
改めて考えてとても有益だと思う。

中立性は維持することは忘れずに(そうでないと自分の価値が無くなる)、
こういう繋がりを大切にしていくことは大事なのだと思った。



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