スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このエントリーをはてなブックマークに追加

短編漫画で息を抜いています。

最近の生活は
・家で勉強or睡眠
・歯医者
・(歯医者のついでの)書店
のローテーションをしています。

映画に行こうとか、一瞬思ったりもするんですが、
なかなか2時間集中できる気がしなかったり、
目下の課題が頭をよぎったりするので
なかなか踏み切れないのです。

その中で唯一の息抜きが本だったりします。

歯医者に行く以外は外にあまり行かないので、
いったついでの本屋は結構楽しみだったりします。

そこで、新書や漫画を漁ってるんですが、
新書は読むのに時間がかかるし、
長編漫画に手を出すのはコスト的に厳しい、
なんて思っちゃったりするのです。

だから、よく短編漫画に手を出します。

また、日記書いたりするのも息抜きだったりします。

せっかくなので、今日はこの2つの息抜きを
組み合わせてみようと思いました。

ということで、漫画のレビューをしたいと思います。
(短編or巻数が少ないもののみ)


X細胞は深く息をする (New COMICS)X細胞は深く息をする (New COMICS)
(2010/04/03)
やまあき道屯

商品詳細を見る

一人の女性の命を救えなかった想いから
二人の青年がそれぞれのアプローチで心臓を作ろうとする。

片方は医学(クローン心臓)
片方は工学(人工心臓)
から命を救おうとする。

それに加えて、大学の中にいる権威ある教授は
ドナー制度による救命を主張し、
新旧、様々な命の救い方がぶつかり合う。

それぞれがそれぞれの方法で探究してきた方法が、
あるとき、様々な事件や政治とともに交わり、壊れていく。

「クローン」「人工物」「脳死」「ドナー」等の繊細な概念が
「生命」と天秤にかけられ、人の欲望と絡まり合う。

生命の前では何が正しいのか。
生命さえ正しいのか。

そんな問いを投げかけている作品だと思う。

こういったものは新しいものが注目されがちだが、
旧来の方法が正しいかもしれない。

唯一の答えは出ない。
しかし正しい(らしい)答えが沢山ある。

「人間もプラスチックも同じものでできているんだよ」
主人公の一人が言ったこの言葉は
読者への挑戦なのかもしれない。


港町猫町 (フラワーコミックスアルファ)港町猫町 (フラワーコミックスアルファ)
(2010/04/09)
奈々巻 かなこ

商品詳細を見る


港町で繰り広げられる猫と魔女の物語。

魔女といっても、皆が想像するような「魔法」を使う訳ではなく、
「何かの理由で他の人となかなか上手く付き合えない女性」を"魔女"と呼ぶ。

魔女にはその町の猫が人型に見えて、
しゃべることも理解できる。

寂しい人と、そこに住みつく猫。

人と猫の常識は少しだけずれている。

お互いが同じように好きだけれど、
お互いの好きは同じじゃない。

傍にいれば安心できることは
お互いに同じなのかもしれない。

魔女は猫と暮らす中で少し生きやすくなるコツを身につける。
それが"魔法"。

自分は猫なのか魔女なのか。
もし猫なら自分の魔女は誰なのか。
もし魔女なら自分の魔法はなんなのか。

そんなことを考えながら、
物語は行き着くあてもなく、
すっと気持ち良く流れていった。


ミツバチのキス 1 (アクションコミックス)ミツバチのキス 1 (アクションコミックス)
(2009/01/28)
伊図 透

商品詳細を見る


2巻完結。

人に触るとその人の過去も、
未来でさえも分かってしまう女の子の物語。

その先読みの才能でずっと友達ができず、
宗教団体に利用されているところから物語が展開されていく。

僕は、人の中身を知るということは
とても難しいと同時に怖いことだと思っている。

ある人にとっての僕と
他の人にとっての僕は違う。

この漫画において、
一度だけ主人公が「自分に対する印象」を読みとる場面がある。

主人公は「私こんなじゃない!」と感じる。
しかし、相手にとっては「こんな私」だったのだ。

人のことが完全に分かるということは
その人が接する全ての人の印象と、
全ての人からの印象を知ることになる。

とても恐ろしいと感じた。

よく、思春期の恋愛漫画などで、他の人に対して、
「あの人が自分には見せない笑顔をしている」
とため息をつく場面がある。



しかし、見方を変えれば、
「自分は他の人には見れない笑顔を見れる」
と考えればいいのではないか、と僕は思う。

人は「その人に対しての自分」を
望む望まぬに関わらず見せている。

それを越境して「他の人に対しての自分」を
見る事は本当にいいものなのだろうか。

この本を読んだ後、
「相手の全てを明らかにすること」
は必ずしも良いことだとは思えない、
と僕は以前にも増して思った。


俺はまだ本気出してないだけ 1 (IKKI COMICS)俺はまだ本気出してないだけ 1 (IKKI COMICS)
(2007/10/30)
青野 春秋

商品詳細を見る


5巻で完結予定。

題名が秀逸過ぎて、語ることがなかなか見当たらないのだけど、
漫画だけでなく、普段接するあらゆるメディアには「凄い人」が溢れている。

みんな息が詰まるぐらい頑張っていて、
とても華やかな結果を残していて、
彼らに憧れる一方、強いプレッシャーを感じてしまう人もいると思う。

本気でやるとき
心が折れるとき
些細なことに感動するとき
人が優しくないと感じるとき
人に救われるとき

様々な波が寄せては返す物語。

きっとこの本の登場人物は、
「世間一般で言われるような成功」はしないだろう。

しかし彼らは彼らなりに「自分の成功」を目指してもがく。

人生のどこかで躓いている彼らは、
「世界に一つだけの花」で語られるように
自分が「キレイなオンリーワン」ではないことは気づいている。

しかしもがく。
走れないこともある。
気持ちが切れるときもある。
もがかないときもある。

一貫性はない。
でも、やっぱりもがいているのだと思う。


朝がまたくるから (花とゆめCOMICSスペシャル)朝がまたくるから (花とゆめCOMICSスペシャル)
(2010/04/19)
羅川 真里茂

商品詳細を見る


「赤ちゃんと僕」の作者による短編集。

殺人、未成年との恋、薬という繊細な事に関わった過去を持つ主人公達の物語。

幸せにはなれない。
過去が未来を縛る。
関わる人さえ不幸にするかもしれない。

苦しみながら、
皆とは違う新しいスタートラインを見出していく。

各物語では幸せになれるかどうかは書かれない。
「新たなスタートまでの苦難」の過程が書かれる。

彼らが今から幸せになれるかどうかが分からない。

そんな簡単なものではないということが
作者に分かっているから全ての物語がそうなっているのかもしれない。


進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)進撃の巨人(1) (少年マガジンKC)
(2010/03/17)
諫山 創

商品詳細を見る


別冊マガジンで連載中のこの作品。現在2巻。

壁の中で巨人から身を守り続ける人間の物語。

圧倒的な戦力をもち、正体が全く分からない巨人に
ほとんどなす術もなく攻められ、食べられる人間。

なぜ食べられるのかも分からない。

人間は脅威を克服するために優秀な人間を幾人も犠牲にし続ける。
しかし、それでもほとんどなす術もなく人間は攻められ続ける。

壁が少しずつ壊され、少しずつ逃げ場を無くす人間は
どう巨人に立ち向かうのか。


絶望の中、圧倒的な脅威に慄きながら立ち向かう人間の姿を描く。

人間が一握りで壊され、パキポキと食べられる姿には戦慄を覚える。

作者はこの閉塞感の中でも小さな望みを求め続ける人間を描こうとしているのか、
それとも人間の無力感を描こうとしているのか。
はたまた、巨人が現在の人間だと言おうとしているのかもしれない。

まだ、2巻だけれど、非常にエキサイティングな作品。


ヘウレーカ (ジェッツコミックス)ヘウレーカ (ジェッツコミックス)
(2002/12/19)
岩明 均

商品詳細を見る


なんか見たことある絵だと思ったら、
「寄生獣」の作者の作品だった。

アルキメデスの老後のシチリア島を舞台にした戦争物語。

・知恵による兵器(技術)の恐ろしさ
・要人一人に左右される多大な影響
・全てを台無しにする運の連鎖
が描かれている。

紀元前200年でこれであれば、
これだけ技術が進んだ今は、
これらはより大きくなっているのだろうか、
それとも小さくなっているのだろうか。

PTAのえらい人が「包丁を子供に持たせてはいけない」
というような事を言っていることは、
幸せなことなのか、それとも愚かなことなのか。

そんなことをふと考えてしまった。

最後の主人公の言葉
「でももっと…
他にやる事ァないのか?」

その言葉を2千年経った今でも考えなければいけない気がする。


変ゼミ(1) (モーニングKC)変ゼミ(1) (モーニングKC)
(2008/07/23)
TAGRO

商品詳細を見る


ただいま3巻。連載中。

「変態生理ゼミナール」というゼミを舞台に展開する変態活劇。
変態じゃない人は見ない方がいいと思います。

超潔癖症
ドM
寝とられフェチ
共依存
破滅願望
映像主義
などなど。

様々な性癖をもと人々が、
噴水のように溢れてくる新たなフェチズムとあいまって、
変態談義に花咲かす。

そのゼミの教授は
「我々は決して正しい社会からスピンアウトした異常者ではない!
超普遍の不偏論者なのだ!」
と言っていてなんだか納得してしまった部分もあるのだけど、
やっぱりスピンアウトしていると思われるだろう描写ばっかりの漫画。

僕はあんまり性癖とかオタクとかに偏見は持たないタイプなので
とても楽しく読んでいるが、基本的には人には勧められない。

多くの人がこれらを変だと言えるからこそ
「変なもの」というのが存在できているし、
社会が正常だとも言える。

まぁ、変だろうが、なんだろうが、
上品なことは全く描いていません(笑)

第2話ですでにウ○コ食べる話だし。


セキララ彼女 1 (ジェッツコミックス)セキララ彼女 1 (ジェッツコミックス)
(2009/09/29)
LINDA

商品詳細を見る


最後は一番エロい話。
最近平積みされていたのをよく見るのでつい購入。
明らかに18禁だけど、局部は出てこない。

大学生3人が主人公で、
"女子大生のイケナイ話"を描いている。

声優になるために業界人と寝る女の子、
世間的には才色兼備だけどプライベートではドMな女の子、
うぶな彼氏がいながら毎回他の欲望に負ける女の子
が主人公。

この漫画がエロい事はもちろんのこと、
僕が感心したのが「"女の子のイケナイ事"が見られること」。

というのも、
一般に「男は浮気をする」ということが言われたりするんだけど、
それって本当だろうか。

だって、「男が浮気をする」ということは
ほとんどの場合、「女が相手」であるはずである。
僕はそんなにゲイが多いということは聞いたことがない。

なのに、「男が浮気をする」と言われるということは、
それ相応の理由があるのだと思う。

僕はそれが「男は浮気を言う/ばらす」というところにあるのだと考えた。

つまり、「女は浮気を言わない/ばらさない」ということ。
それは個人で言うのか、集団で仲間を正当化するのかはわからないが。

要するに、
男の浮気は皆知っていて、女の浮気は知らないのだ。

それを拡張すると、
男のイケナイことは知られていて、
女のイケナイことは知られていない、ということになるのではないだろうか。

この作品では「女の子のイケナイこと」を盛大にばらしている。

それがこの作品の魅力ではないだろうか。


※真剣に語ったけどぶっちゃけエロ本です


さて、夜だ。勉強しよう。
スポンサーサイト
このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

非公開コメント

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
カテゴリ
最新コメント
QRコード
QRコード
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
RSSリンクの表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。